仕事を探すうえで、転職活動の「軸」は大切だとよく言われています。
初めからこの軸が定まっていないと、本当に自分のしたいことや仕事探しの時点でブレてしまうことが多いです。
新卒の時に行なっていることも多いかもしれませんが、改めて振り返ってみると、いまいち自分の中でしっくりきていなかったり、テンプレ通りの回答をしてしまったりしていて、なんだか違和感を感じてしまうことがあります。また、転職は新卒とは違うことも多いです。
今回は、転職活動を行なううえで、仕事を決める基準となってくる軸の作り方や考え方・具体的な落とし込み方について書いていきたいと思います。
目次
仕事選びの軸とは
そもそも転職活動において、軸とは何だろう?と思って、改めて調べてみましたが、明確な定義はあまりないそうです。
でも、業種、職種、仕事内容、職場の雰囲気、環境、勤務地、年収、休日、事業規模、雇用形態、福利厚生など、数ある中から譲れない条件や、こだわり等が必ずあるはずです。
軸選びの基準として、「自分に関する基準」と「自分以外に関する基準」が挙げられますが、正解は人それぞれなので、自分に合った基準を見つけることが大切です。
例えば、以下のようにざっくり考えてみただけでも、イメージしやすくなると思います。
- 携わる仕事内容(無形商材に携わる)
- 事業規模(大手企業で働きたい)
- 職場の雰囲気(優秀で尊敬できる人がいる)
- 環境(男性の割合が多い)
- 給与(年収400万以上)
もう少し具体的に落とし込んでいきたいと思います。
転職先を見つける軸の決め方
社会人として働いた経験があると、これまでの経歴を振り返ってみて、事業内容や取り組んできた業務内容やプロジェクトなどから、身についたスキルや、仕事を通じて得られた経験が必ずあるはずです。
過去の経験を振り返る
実際に紙などに書き出していくと明確になって分かりやすいです。
・商品の受発注管理(約50件/1日 担当クライアント80社)
・電話応対
・来客応対
・書類ファイリング
・顧客データ管理
・見積書、請求書作成
・在庫問合わせ
・納期調整
その仕事内容から、第三者からの視点で評価を受けた得意・不得意な分野に分類させていきます。
この時、重要なのは自分で感じていることではなく客観的に見つめ直していくことが大切になってきます。
周りからの評価を受けたり、結果を残してきた内容を基準に判断していくと良いです。
自分のやりたいこと・やりたくないことを明確にする
次に、やりたいこと・やりたくないことをまとめていきます。
自分自身が業務を行なっているうえで、楽しかったかどうかも大切な判断基準です。
単純に興味があるか?ないか?で判断することも大切かもしれません。
経験上、少なくとも興味のないことは続けられない傾向にある気がしています。
実際にやってみなければ分からないという側面もあるのかもしれませんが、そもそも興味のないことは意欲さえ湧きません。
自分が向いていないと初めから分かっていることは、長続きしづらい傾向にあると思いますし、人は自分の興味のあることの方が能力を発揮しやすい傾向にあるはずです。
仕事を選ぶ時のポイント
同じ出来事を体験していても、印象に残っている場面や、強く惹かれたもの、どんなことなら頑張れたのか、それは人によって違うと思います。
その中で一体自分という人間は、なにに喜びを感じたり、なにを大切にしたいのか?という事柄が見えてきやすいです。
全てが思い通りになることは厳しく、どこかで妥協しなくてはならないこともあるのかもしれませんが、感覚的に好きか嫌いか?という自分の直感が当たっていることが多いこともあります。
自分の中で譲れないポイントを持っておくということは非常に大切です。
キャリアプランを描く
今後、どうなっていきたいのか?将来を描くことも非常に大切なポイントです。
これから5年後、10年後、あるいは20年後の将来、どのような状態になっていたいか?
生きていくうえで、どのような仕事を、どのようなスタイルで行なっていくかと考えた時に、キャリアアップのための転職なら意味のあるものになると思います。
このように具体的に考えることで、よりイメージが明確にしやすいです。
仕事選びの軸を定めておけば、今後のキャリアパスに繋げるために、優先順位もつけやすくなり、自分がブレにくくなるはずです。
使っておいて損はしない転職相談
転職エージェントでは、こういった自己分析みたいなものをより細かく・深く追求することで、自分が仕事で大事にしていること、実現したいこと、
今後のキャリアの方向性などについて明確にしやすく、改めて気付くことや、新たな可能性も見つかるかもしれません。

全然違った分野でも、今自分が持っている能力が活かせるケースもあります。
第三者の力を借りることによって、転職活動もスムーズに進めることができるので、もし一人で悩んでいる人がいたら積極的に使ってみて欲しい転職支援機関だと思います。
最後に
過去・現在・未来の自分を想像すれば、おのずと仕事選びに対する軸が見えやすくなってきます。
まずは、時間を掛けながら、後悔しないための将来設計を行なっていくと未来を導きやすくなります。
やりたいことが分からないと、沢山の求人情報の募集要項を見ているうちに考えがブレてしまうこともあるかもしれません。
せっかく転職できるチャンスを失敗させないためにも、まずは自分で信念を持っておくことが大切だと言えると思います。
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