社会に出て働き出すと、誰しもが一度は仕事を辞めたい!と思うことがあるかもしれません。
私は何度か転職を繰り返しているのですが、会社を去ることになった時、最後の辞め方も大切だと思うことがあります。
今回は、仕事を辞める際、できるだけ円満に退職した方が良いと思うことについて書いていきたいと思います。
本当に辞めるのか?
契約社員や派遣社員などの非正規社員の場合、働く契約期間が決まっていたりします。
しかし正社員の場合は仕事を辞めたいと思っても自分から言い出さずにいれば(よっぽどのことがない限り)クビを切られる心配はありません。
だからこそ、私は仕事に行きたくないな……。と思い始めてから、本当に毎日が憂鬱になって仕方ありませんでした。
朝がやってくるたびに、起きるのがツラいです。
感情に任せて、会社を辞めたい!!と思っても、次どうするのかとか、本当に辞めて後悔しないか等、辞めない理由はいくらでも出てきました。
それでも、辞める!という気持ちが自分の中で固まり、遂に退職する決意をしました。
でも、なかなか上司に言い出せずにいました。
毎日の仕事の中で、いつ言おうか?切り出すタイミングに迷います。
自身が抱えている仕事が忙しかったり、上司が不在だったりしているうちに、ずるずると時間だけが過ぎていきました。
退職するのは簡単ではない
辞めたい要因は、労働条件、人間関係、職場環境など様々だと思います。
通常、退職を申し出るのは2週間前だと法律では決められています。
常識的に、1ヶ月前くらいに上司に相談すれば良いと思っていました。
しかし、私の場合は3ヶ月先までは待って欲しいと言われ、すぐに辞めることはできませんでした。
特に、人間関係が良好でないと、それだけで仕事に行きたくなくなってしまいます。
会社によっては、繁忙期だったり、後任者がいないなどの理由で引き止められたり、会社側から退職を認めて貰えない場合もあると思います。
幸い、辞めさせて貰えないといったことはありませんでしたが、中には退職したい旨を上司に伝えても、まともに取り合ってくれなかったりする企業も存在します。
私も、すぐに退職は認められませんでしたが、ずっと自分の中で溜め込んでいたことを吐き出すことができると、嘘みたいに気持ちがスッキリしました。
退職することが決まると、どうせ辞めるのだから人間関係がこじれてもいいとか、仕事に責任を持たなくてもいいという甘えた考えが正直過ぎらなくもないです。
でも、やはり人として、きっちりけじめをつけておくことは大事だと思います。
今の職場ではこれで終わりかもしれませんが、また同じ状況に陥ることもあるかもしれません。
少なくとも、今の職場でお世話になったのは事実なので、最後まで責任を持って業務を全うするのは社会人として当然なことだと思います。
業務によっては引き継ぎ等が必要になってくる場合もあります。

最後まで気を抜かなくて良かったこと
退職することが決まると、会社に行くたび、あと何日!と心の中でカウントダウンをするほど退職日が待ち遠しくて仕方ありませんでした。
いざ最終日になると、本当に今日で終わる気がしないほど、通常通り業務をこなして時間が過ぎていきました。
でも、社内の人たちに挨拶をした際、思っていた以上に「お世話になりました」とか「ありがとう」と言われて、少し感激してしまいました。
特に、私が担当していた営業さんは普段なら絶対にお礼すら言ってくれない人だったので、余計に嬉しかったです。
他にも、普段は怖い先輩が泣いてくれたり、同僚が温かい言葉を掛けてくれたり、自分一人じゃ生きていけないことばかりだなと心底思いました。
私自身、早く辞めたい一心でしたが、これまでの苦労が報われた気がしましたし、今までやってきたことは決して無駄じゃなかったんだなと改めて思いました。
仕事では色々と考えさせられることばかりでしたが、最後は気持ち良く終われて本当に良かったと思います。
最後に
仕事を辞めることは決して簡単なことではないかもしれませんが、心を壊してまで無理に働く必要はないと思います。
しかし、会社を辞めたくても辞められない人のために退職代行サービスというものが存在します。
退職を代行して貰うのなんて、どうなの?とも思いますが、自分一人だけでは解決できないからこうした退職代行サービスがあるのだと思います。
また、在職中のうちに有給休暇を使うことをできるのが労働者の権利ですが、会社によっては残っている有給休暇を全て消化できないケースもあります。
料金は掛かってしまいますが、やむを得ない状況もあると思うので、円満に退職できるならこうしたサービスを利用するのも選択肢のひとつなのかもしれません。
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