「社内ニート」という言葉が存在するのを、ご存じですか?
私は、正社員というポジションにも関わらず、出社しても1日中やることがなく、嫌というほど時間を持て余していました。
今回は、社内ニートの問題点について書いていきたいと思います。
社内ニートとは
「社内ニート」は、社内失業、窓際族とも呼ばれています。
wikipediaによると、
社員としてその企業に在籍しながら、十分な仕事も与えられず、机に座って終日暇をつぶしているものをいう。
気楽に見えるが、将来の仕事につながる人脈やスキルを構築する機会も与えられないなど、モチベーションが高い労働者にとっては大変苦痛を伴う立場である。
2011年の内閣府調査によると、全国の8.5%にあたる465万人もの労働者が該当するとも言われています。
意外と存在する社内ニートの実態
ある時、仕事をしているフリをしながらネットを開くと、自分と同じように仕事中やることがなく、暇を持て余している同じような境遇の方たちが世間には意外と沢山いることを知りました。
時間が経つのが遅くてつらいと感じている方もいれば、楽だし最高!と感じている方もいます。
仕事なので割り切って、プライベートを充実させるという意見も多く見受けられました。
私は「社内ニート」という言葉が存在し、同じような思いをしている人が他にもいるんだと知っただけで、なんだか仲間を見つけたような気持ちになりました。
そのつらさに激しく同意し、同じような思いをしているのは自分だけじゃないんだ!と、共感を得られたみたいで非常に嬉しくもなりました。

社内ニートの問題点
社内ニートの一番の問題点は、いつまで経っても仕事の実務経験が積めないことだと思います。
そもそも「会社員として働く」ということに対して、お客様に喜んで貰ったり、業務を遂行することによって達成感を得られたり、お金を貰いながら様々な経験させて貰えるのは働くメリットでもあると思っています。(もちろん企業の利益に貢献したり、業務が円滑に進むためにサポートをしたりすることが大前提ではあります。)
社会と関わり合いながら働くことによって、誰かの役に立つことで自分の存在意義を確かめられたり、やりがいを感じることもできるのに、なにも得ることがないまま時間だけが過ぎていくのは、あまりにも勿体なさすぎます。
例えばですが、電話の応対ひとつにしても、何度も繰り返すことによって上手くなりますし、時には叱られたりしながらも、経験を積むことによって人は成長していくものだと思っています。
社内ニートは、なにもしていないのにお金が貰えると言われれば「良いじゃないか」と思われるかもしれないですが、経験を積めないという環境は非常につらかったです。
若者のやる気を無駄にする環境
特に私の場合は、新卒で社内ニート状態に陥りました。
初めて社会に出て、右も左も分かりませんでしたが「仕事をしたい!」という意思だけは強かったです。
知識を机上で詰め込むだけではなく、もっと実務において色んな経験をして仕事を覚えたかったのです。
当時は、誰よりもフレッシュな気持ちで、やる気に満ち溢れていました。
それが新卒の良いところだと思います。
それなのに、一番働きたい時に働かせて貰えない状況でした。
モヤモヤが積み重なり、このままで良いのか?と直接、上司に業務改善について抗議したこともありました。
しかし、そこで簡単に労働環境が変わるなら、こんなにも社内ニートについて悩んではいません。
働きたい意欲のある者にとって、社内ニートという環境ほど勿体ない状況はないと思います。
私が行なった改善策
会社なんてどこもそうですが、入ってみないと分からないというのが現状だと思います。
社内ニートという状況に置かれて、私が毎日考えていたのは、この暇で持て余した勤務時間を、いかに有効的に使うかということです。

社内ニートという立場に置かれた状況は、決して自分一人の力では簡単に変えることはできません。
今いる環境で頑張ることができれば一番良いのかもしれませんが、そうでない場合、転職して職場環境を変えることが得策だと私は思います。


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