華やかなイメージのある「受付」の仕事。
いわゆる受付嬢に憧れていた時期があり、実際に派遣として働いていた時期がありました。
受付の仕事内容的には楽そうだというイメージが大きいかもしれませんが、実に奥の深い仕事だと思います。
私は、仕事を探す中で受付の仕事に興味を持っていましたが、実際に働いてみて自分には向いていないなぁ。と思うことが多かったです。
今回は、受付の仕事の実態や個人的に感じた適性について書いていきたいと思います。
目次
受付の仕事の種類と仕事内容
受付の仕事といっても、企業受付、学校事務の受付、病院の受付、マンション・住宅モデルルームの受付や各ショールームの受付、ショッピングセンターなど、受付の仕事で活躍する場は多岐に渡ります。
仕事内容はそれぞれ微妙に違いますが、代表的なものを例に挙げると、お茶出し、清掃、電話の取り次ぎ、応接室や会議室への案内、来客の管理などがあります。
仕事の特徴としては、派遣としての募集が圧倒的に多いです。
(私が従事していたのは、接客要素も含む受付でした。)
経験者が優遇される場合も多いので、憧れだけで受付の仕事に就くのは簡単ではありませんでした。
受付の仕事に求められること
受付の仕事として共通して言えるのは、会社や店舗の顔として見られるので、教養・接遇などが求められます。
秘書検定に載っているような応対が求められるため、参考にしてみると分かりやすいと思います。
常に気を引き締める必要性
受付の仕事として共通して求められることは、まず、清潔感のある見た目です。
容姿どうこうではなくて、服装や身なり(髪型や化粧など)で第一印象を判断されます。
常に口角を上げておくことだったり、姿勢良く振る舞うことだったり、相手から話し掛けやすいオーラを心掛けなければなりません。
大変なのは、常に他人に見られているという意識で気を張っていなければならないことだと感じています。
私は普段、誰かに見られることを意識して生活している訳ではないので、常に意識しておかなければならないことが、こんなにも大変で疲れるということを思い知りました。
仕事で約8時間、気を張っていなければならないのは、一見なにもしていないようで疲れ果ててしまいます。
大切なこと・やりがい・学べること
受付は、会社の顔として見られるため、常に入口を意識しなければならなかったり、言い回しなどに気を付けなければならない大変さもあります。
仕事として大事なのは、ホスピタリティ(おもてなしの心)だと思います。
先回りして自分が行なうべきことを考えたり行動して、相手に喜んでいただけることがやりがいに繋がると思います。
良いところは、女性としての所作、振る舞い、マナーなどが身につくので、社会人として基本的なことが学べる良い機会にはなるかもしれません。
個人的に受付の仕事の中でつらかったことは、パンプスを履かなれければならないので、物理的に足が痛くてツラいことです。
些細なことかもしれませんし慣れてくると問題ない方もいるとは思いますが、インソールを詰めて対処してみても、私は、どうしても一日中となると足が痛くなってきたりして大変でした。
それから、落ち着いた職場の場合、時間が経過するのが圧倒的に長いです。
華やかな受付嬢のイメージと現状
異性との出会いについて
同じ職場で働く同僚は、大手企業の受付も務めていた経験があったそうです。
大手の会社の企業受付こそ華やかなイメージがありますが、実際はどうなのか興味がありました。
しかし、よくドラマのワンシーンで見掛けるような名刺を渡されたり、男性から声を掛けられることは皆無だそうです。
冷静に考えて、仕事中に女性に声を掛ける男性にあまり良い印象は抱きません。
特に、大手企業ほど複数人で受付を行なっていることが多いそうなので、周囲の目もあったりするため、1人だけに声を掛ける訳にもいかないと思います。
座っているだけで成り立つ
他の同僚にも聞いた話だと、容姿重視で、ただ座っているだけでお給料が貰えるような現場もあったそうです。
マンションのショールームの受付だったそうなのですが、営業さんが全てお客様の対応をしてくださるので、出勤してただ座っているだけで良かったそうです。
企業側としても、華やかさを求めているそうだったので、女性の仕事として成り立つようでした。
受かるために大切なこと
見た目で重視されるといった点では、顔や若さといった基準がある程度はあるのかもしれませんが清潔感が一番重要だと思います。
私が働いていた職場では、40歳を超えても企業受付に従事していた人もいたので、必ずしも容姿がすべてではないと思います。
それからチームワークが大切です。
一緒に入る人との関係性によって左右されることは大いにあります。
どんな仕事でもそうかもしれませんが、一緒に働く人とのコミュニケーションが非常に大事になってきます。
お互いに声を掛け合うことであったり、気持ち良く働けるように行動することが大切なのだと思います。

最後に、受付の仕事は、将来性があまりないこと、機械に代替えされると言われています。
決して何のスキルも身に付かないという訳ではありませんが、一生の仕事にしていくには厳しいだろうなと思う部分があるのも事実です。
それでも、私は経験してみたい!という意思の方が強かったので、派遣の仕事として受付の仕事を選びました。

受付として働くためには
受付の仕事が掲載されている求人は、派遣が圧倒的に多いです。
正社員として働くことこそが私の中で正義だと思っていましたが、実際に派遣社員として働いてみると、圧倒的に派遣の方が働きやすい場面も多く、こうした選択肢もあるということを知りました。
受付の仕事に就いてみたいと思ったら、一度挑戦してみるのも悪くないと思います。

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