内向型人間だと自覚している私は、友人と遊んでいても、あまり楽しくないな……と感じてしまうことがあります。
楽しくないと言うと語弊があるのですが、どんなに親しい相手でも、ずっと一緒にいると疲れてしまうし、愚痴ばかりの友人と付き合っていると、こちらまでマイナスな気分になってきてしまいます。
遊んでいても楽しくないと、一体なにが楽しくて生きているのだろう……と、たまに自分でも思うのですが、案外同じような人がいて安心することもあります。
今回は、同じような気持ちの方に寄り添うつもりで書いていきたいと思います。
自分を認める力を身につける
内向的というと、なんとなく聞こえは良いように感じますが、一般的によく言われる言葉として、根暗、内気、暗いなどがあります。
自分の性格について自覚しているだけあって、そのような言葉を言われてしまうと、余計に酷く突き刺さってしまうことも多いです。
自分でも認めたくはないのですが、他人から見てそう捉えられていることは事実で、その言葉に縛られてしまうこともあります。
そう言われないように努力していればいいだけなのかもしれませんが、人と居る時はなるべく笑顔で振る舞うようにしていても、それが長時間も続くと疲れてしまうことだってあります。
ふとした瞬間に垣間見える表情などで、どうしても隠し切れない部分を見抜かれてしまうこともあります。
どんなに意識していても、内側にあるものが滲み出てしまって、自ずと相手に伝わってしまうことだってあります。
続かない人間関係
社会人になると、それぞれのライフスタイルも変わってくるため、学生時代の昔からの友人とは疎遠になりがちです。
新たに親しい人をつくろう!と思っても、心から信頼する関係性を築くことは決して簡単ではありません。
友人の数が少ない私は、私生活を充実させるためにも毎日のように予定を入れて誰かと飲みに出掛けたり、毎晩のように出歩いていたら人との関わりも増えて楽しいだろうな。と思っていました。
一時期は、誘われたら必ず集まりの場に顔を出すようにしていましたし、声が掛かったら予定が空いている限り参加するようにしていました。
でも、何度かそうしているうちに感じたことは、なんだかとても気疲れするということです。
一度参加してみただけでは得られないものもあると思い、何度か参加してみましたが、やはり心から楽しめない自分がいたのは事実です。
大人になってから友人を作ろうと試みても、いつの間にか連絡が途絶えてしまったりすることの方が圧倒的に多いため、つくづく関係性を持続させるのは難しいと感じます。
段々、もういいや……。と、つい投げやりになってしまいがちです。
大勢の人たちとワイワイ騒ぐよりも、私は一人や少人数で過ごした方がよっぽど有意義な時間に感じられてしまいます。
そんなことばかり言っていたり、いつまでも自分の殻に閉じこもっているからますます交遊関係なんて築けないし疎遠になっていくのですが、自分に嘘をついてまで無理してまで続けるのは、どうしても自分自身の心が持ちません。
誰とでもすぐ仲良くなれる訳ではないため、少しずつ信頼関係を築き上げていく方が向いていると思います。
人付き合いが苦手な内向的タイプ
内向型人間にとって、人付き合いは大の苦手です。
ましてや見ず知らずの人と話すことは、酷く体力や精神エネルギーを消耗してしまうため何度も頻繁に参加できなかったりもしてしまいます。
仕事終わりや休日くらい、家に帰って、独りでのんびりしたいというのが本音です。
映画を観たり、本を読んだりしている方が、よっぽど有意義だと感じてしまいます。
たとえ初対面の相手でも打ち解けるように振る舞うことはできても、内心は酷く疲れています。
独りでいるのが快適になってしまうと、他人と一緒に生活するのは無理なんじゃないかと感じることさえあります。
でも、一緒にいて気を遣わない人もいるので、そういう人と一緒に過ごせばいいのではないのかなと思います。
そう簡単なことではないですが、そうでないと暮らしていけない気もします。
諦め切れずに行動しても繋がらない
このままではダメだ!と思って、無理をして人が集まる会に参加してみても、大して何も得られないまま疲れるだけで終わることが圧倒的に多いです。
例えば、少しでも興味のあったフットサルやランニングのサークルなど、目的があって何度か参加してみたものもありますが、その場限りで終わってしまうことしかありませんでした。
他にも、ネットで知り合った人と連絡を取り合ったり、今だとZOOMを繋いでコミュニケーションを取っていたこともあるのですが、やはり直接会ったことのない人とは私の経験上は変な勧誘をされる傾向が強くありました(特に、やりたいことが分からないと言っていたり、悩んでいることを相談すると、良いビジネスがあると勧められる傾向にある気がしています)。
拭えない不安感
ストレスの溜まる人間関係を自ら絶っていると、誘われる機会すら減っていくのですが、反面、このままで良いのかなぁと思ったりもしています。
己の性格のせいにして、ついつい引きこもりがちになってしまうと、必然的に視野も狭まりがちです。
そのため友人や恋人などもできず、寂しいと感じてしまったり、変わらない状況のまま過ごしてしまっている場面もあります。
健康的な生活を送れていて、恵まれている状態ではあるはずなのですが、年齢を重ねるごとにライフスタイルも変わってきます。
日常の些細なことから将来に対する大きな不安まで、あれこれ考え出したら生きている以上、悩みは尽きません。
ただ、自分の中でずっと考えていたって、答えの出ない問題だってあります。
外出することも様々なことをインプットするには最適なので、疲れ過ぎない程度に気分転換することも必要だと感じています。
新しいことを取り入れる努力をする
日常に飽きて、なにか新しいことをしたい!と思いつつも、まったく違うジャンルや分野に挑戦してみてもなかなか続かなかったり、やはり自分には向いていないな……と感じてしまったり、違うな。と思って諦めてしまうことも多いです。
毎日ルーティン化して決まった動きしかしていないと、効率的で楽な反面、大して脳を使わなくなってしまいます。
たまには、いつもと違う行動を選んでみたり、環境を変えてみるのも刺激になったりします。
違うことを色々と試してみて、やっぱり違うな……と思ったら、自分の好きだった安定のものに戻ってみるのも良いと思います。
本を読んだり、映画やドラマなどの動画を観ることは、まったく別人の人生を体験している気分になれます。
近頃は、好きなことをより深堀りすることで見えてくる景色もあるのだと気付くことができました。
いつもと違う作者の本を手に取ってみたり、普段は観ないジャンルの映画を探してみたり、広く色んなものをみてみることも新しいことに繋がるのかもしれません。
知識を深めることによって、のちについてくるスキルもあると思います。
一例ですが、これまでは物語に集中するばかりだったけれど、どうやって制作しているのだろう?と視点を変えて観てみることもできると思います。
具体的に、どうすればいいのか?どのようにアクションを起こせば楽しいことが見つかるのか?思い悩むことも少なくありません。
その方法は人それぞれだとは思いますが、少なくとも自分の好きなことや、こうだと思った信念みたいなものを貫いていくと、後々後悔は少ないように感じます。

最後に
自分が心から本当にやりたいことや好きなことだったら、自然とやっていける気がします。
必要以上に周りに合わせたり、迎合し過ぎてしまうと、かえって自分がしんどくなってしまうこともあります。
苦手なことを克服しようとしたり、向き合う気持ちも大切ですが、自分に合った方法を極めていくことも大切なのではないかと思います。
好きなことや続けられそうなことを極めていく方が性に合っているとも言えそうです。
直ぐには無理だとしても、少しずつ変わっていく努力をしたり、自分にできることを伸ばしていくことの方が大事だと私は思います。
それが、やがてどこかで繋がることだって出てくるかもしれません。
自ら動いている限り得るものはきっとあるはずなので、自分の本心に従って生きていくことが大事なのだと思います。
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