転職活動で必ず聞かれるのが転職理由です。
厚生労働省が発表する「退職者の離職理由」で多いものの代表例として、職場の人間関係が好ましくなかったことが挙げられています。
それほど人間関係が原因で退職を決意してしまうストレス負荷は大きいです。
今回は、人間関係が原因で退職してしまった時の適切な答え方について書いていきたいと思います。
退職理由を聞く意図
基本的に面接官も退職理由はネガティブなものだと見越したうえで、退職理由はなんですか?という質問を投げ掛けています。
・入社後またすぐ辞めてしまわないかどうか?見極めるため
・仕事に対する熱意を確認するため
・答えにくい質問に対しても誠実に答えられているかどうか?
たとえ人間関係が原因で退職したとしても、同じような事態に陥った時、すぐ辞めないか?
それを防ぐために納得して貰えそうな回答を準備するべきです。
周囲と協力し合いながら業務を進めていきたいと思っている私にとって、前職では個人プレー主義だったため、方針が合いませんでした。
チームで働くことを大切に考えている貴社で活躍したいと思い転職を決意しました。
また、同じ状況に陥った時の対策や対処法まで考えて伝えることができるとベストです。
転職理由の適切な答え方
転職理由の答え方と方向性としては、前職(現職)の悪口、嘘をつくことはタブーとされています。
例え退職理由は人間関係が原因だとしても、今後のキャリアプランや働く目的との一貫性を持たせておくと効果的です。
不満ではなく、自分の掲げる理想のキャリアプランや働く目的を実現するため、現状のギャップを埋めるための転職だと伝えると納得して貰いやすいです。
例えば、ロバート・ウォルターズには、以下のように掲載されています。
現職では営業職として新規顧客の獲得を担当しておりました。
営業成績も常に上位でしたが、年功序列型の給与体系であったため、評価に繋がりにくい状況でした。
努力や実績に対してより具体的な評価が欲しいと考え、この度転職を決意致しました。
体調面で現職の会社ではご迷惑をおかけしてしまったこともありますが、現在は回復し医師からも就業に支障はないと診断されております。若手社員も多く、チャレンジ精神に溢れる御社であれば、年齢だけでなく実力が評価されるのではと感じ、この度応募致しました。
求人サイトindeedには、以下のように掲載されています。
前の職場ではチームで仕事をする意識が希薄で、課されたノルマを一人でこなさなければなりませんでした。次は各メンバーが得意分野で能力を発揮し、チームとして大きな成果をあげられる職場で働きたいと思っています
人間関係のトラブルによる転職の対処法
直接的に「人間関係が原因で辞めた」というよりも、他に理由があり転職を決意したと言い換えた方がベターです。
本当にこの理由や答え方でいいのか?不安に感じる場合は、無料で利用できる転職サービスがお勧めです。
応募書類の作成アドバイスや面接対策のポイントまで知ることができます。
今の自分にマッチした企業を紹介して貰うことができるので、転職における失敗を減らすこともできるはずです。
20代の方にお勧めなのは、マイナビエージェントです。
30代以降の方にお勧めなのは、JAC Recruitmentです。
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