自分は内向型人間だと自覚しているだけあって、どうしよう……!と、そこまで深く考えたり、あまり特に改めて掘り下げてみることもありませんでした。
でも、なんとなく手にした内向的に関する本を読んでいると、あまりにも自分に当てはまることが多過ぎて、激しく頷くことがありました。
今回は、内向的な人間が仕事をする上で感じることに関して書いていきたいと思います。
目次
内向型の性格の特徴
内向型の人間の特徴として、意識が自分自身の内側に向かうタイプのことを指します。
コミュニケーションが上手く、社交的な外向的性格とは真逆のタイプです。
仕事の面で挙げると、私が当てはまると思うものは以下のようなことがあります。
- 雑談が苦手
- 電話応対が苦手
- 組織で働くのが向いていない
- 外部の刺激に敏感で体力を消耗しやすい
自分に自信がなかったり、周囲に気を使い過ぎて疲れるのも特徴的です。
私は、人と話す時に「これは言っていいかな?」とか「言わなくてもいいかな?」とか色々考えてしまいます。
みんなそうなのかもしれませんが、周りからそう言われるほど考え過ぎている部分があるのは自覚しています。
誰かと一緒にいると、無意識に気を使いすぎてしまうので、結果的に疲れてしまいます。
内向型の人間は、嫌なことがあった時、飲んだり騒いだりして忘れるのではなく、読書をしたりお風呂にゆっくり浸かったりして、一人での時間に浸ることによって体力やメンタルを回復する傾向にあります。
大人数でワイワイするよりも、少人数や一人でいる方が楽なのですが、とにかく対人関係が苦手です。
私は小さい頃から、なにかと人間関係で悩むことが多く、対人関係が最もストレスになりやすいです。

働くのが向いていないと感じやすい
学校などの集団生活の中でも周囲に馴染めないと感じやすかったのですが、会社という組織に属していても働くのが向いていないなと感じることがよくあります。
例えば、上記で挙げた通り、とにかく他愛もない雑談が苦手です。
逆に、関係を築き上げた人たちとは、より親密になれるのが内向型の良いところだとも思います。
職場でも、電話応対が苦手です。
でも、電話応対は慣れによる部分が大きいです。
どうしても苦手だというのであれば、電話応対のない仕事に就くのもひとつの手だと思います。

普通に働いていても、なにかと体力を消耗しやすく、社会人としてみんなが当たり前に行なっている8時間労働でさえしんどいです。
会社という組織で大勢の人たちと一緒にいると、疲弊してしまうため、私は、少人数制でプロジェクトを進めていく業務の方が自分に合っていると感じます。
大きな組織だったとしても、一対一や、少人数で関係を深めていくのは得意な方だと思います。
働き方としては、自由度が高く、自分の裁量で働けることであったり、適度に休憩を取りながら働ける職場が最適です。
我慢し続けていると、やがて壊れてしまうため、決して無理はしないことが大事だと常々感じています。
内向型人間こそ成功しやすい理由
内向的な性格を否定する必要もないのですが、世間的には外交的な性格の方が明るくて良いとされている風潮にあると思います。
内向型人間は意識が内側に向くあまり、自己嫌悪に陥ることが多く、なんだか生きづらいなと感じてしまうことも多いです。
でも、内向型の人間は能力が高いとも言われていたり、内向型だからこそ成功した著名人が世の中には沢山います。
例えば、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、伝説の投資家のウォーレン・バフェットなどが知られています。
内向的な人間の性格としては、洞察力がある、感受性が豊か、繊細、冷静沈着、発想力が高くアイデア力に優れている、慎重、分析能力が高い、孤独に強い、コツコツ努力ができる、関心のあることへの集中力が凄い、物事を深く追究できるなどが挙げられます。
こうした成功者がいる以上、内向的な性格は、決して悲観するべきことではありません。
社会不適合者だと感じる私が思うこと
私は、自分でも社会不適合者だと感じるくらい働くのが向いていないなぁ。とか、どんな仕事に就いても常に辞めたいと思いながら働いています。
なにかと悩むことも多く、とにかく内省へと考え込んでしまうクセがあります。
もっと自分に向いている職業があるんじゃないかなぁ?とか、このままでいいのか?と日々モヤモヤしながらも具体的な解決策は見出せずにいます。
そうした思いをこうやってブログに書き綴って外側へと発信することで、何か新しいことに繋がるきっかけにもなるかもしれません。

私たち内向的な人間は、基本的に好きなことに関しては、のめりこみやすいタイプらしいです。
本質的にそうなんだろうな、と思いつつも、私は明確に自分には、これ!といった強みもありません。
それに、興味のあることに対しては深く追求できるそうなのですが、そんなの誰だってそうじゃないのか?と思ったりもするのも事実です。
少なくとも、色々な経験をすることによって、段々見えてくることもあると思います。
向いている職業はあるのか?
自分に向いているかどうかは実際にやってみなければ分かりません。
でも、あらゆる本を読んでみて適性として挙げられている職業として以下のようなものがありました。
内向的な人は、人に尽くす奉仕の心があることから、教師などの教育関連、介護などの福祉関連の仕事に適性があるようです。
また、人の気持ちに寄り添うことができるカウンセラー、相談員、一人の人とじっくりと向き合うことができるという観点から、経営コンサルタントなどもあります。
物事を深く追求することが向いていることから研究職や開発職、分析力が求められるマーケティングリサーチャーなどの仕事や、考えることを仕事とする人が多いことから、アーティスト、科学者なども多いそうです。
集中してものをつくり上げる職人や、クリエイティブな方面で活躍できる芸術家。
他にも、学芸員、フリーライター、農業などもありました。
人と関わることが少ない工場勤務、警備員、運転ドライバー、機械を扱うオペレーター。
PCに向かって自分の作業に集中して行なうSE(システムエンジニア)やプログラマーなどに適性があるそうです。
組織で働くことが向いていないことから、独立して、自分の力で経営している人も多い傾向があると思います。

会社を辞めたいと思った時に
私が初めて会社を辞める決意をした時に、気になった本を読んでいて、会社に属さずに起業するという選択を知りました。
「縛られずに自由に生きる!」みたいなキャッチフレーズに惹かれて、独立することを一瞬考えたこともありました。
会社を辞めたいと思っていると、自分で起業することだったり、フリーランスとして働くことを推奨されることがしばしばあります。
でも、自分には活かせる強みが何もなかったり、誰でも簡単に稼げるほど世の中そんなに甘くはありません。
現実的に考えて、会社勤めをしている方が地に足が着いていて、世間からの信用度も違います。
私は暫く無職のニート期間を経験しましたが、自分一人の力だけでは、どうしても頑張れないのも事実です。
最初はなんて幸せな生活なのだろうと感じていましたが、日に日にだらけていって、人としてダメになっていくのが自分でも分かりました。
個人的には、周りの目があって、程よい緊張感があるからこそ、日々の生活にメリハリが出てきます。
とはいえ、日常に追われていて、自分と向き合う時間もないくらい忙しい生活を送っているのであれば、羽を伸ばすくらいゆっくり休息する時間が人生の瞬間にあっても良いと思います。

働き方の選択
私は何度か職場を辞めていますが、こうして会社勤めできているのは、ある意味、偉いと自分でも思います。
起業したり独立しなくても、これまでの経験上、環境を変えて、自分が関わる人間関係や仕事内容を変えることができれば、今まで悩んでいたことすら忘れるくらい精神的にもずっと楽になります。
出来ることなら誰だって働きたくないに決まっていますが、仕事をしていないと生活できないので働いている人がほとんどだと思います。
頑張らなくても生活に困らない程度の収入を確保しながら、今はこうして無理のない範囲で働けているのだと思います。

繰り返す日々の中で、景色が変わらないかなぁとか、単調な毎日に嫌気がさすことだってあります。
でも、自分が動けば確実に世界は変わっていきます。
いくら変えたい!と思っていても、劇的に変わることはなかなか簡単なことではないかもしれません。
でも、自分の思う方向に突き進んでいけば、自ずと答えにたどり付ける気がします。
自分が思うままに生きていた方がずっと生きやすいです。
少なくとも、自分が出来そうなことを見つけていくと良いと思います。
内向的人間が生きやすくなるには
内向的な性格を直そう!というよりも、ありのままの自分を受け止めて、認めることがまずは、はじめのステップです。
私は自分に自信がなく、否定してしまいがちなのですが、内向的だからこそできることも沢山あるのだと思います。
交友関係が広く、外交的な性格の人に憧れたりもするのですが、いくら性格を変えようと思って無理に振る舞っても、根本的に変えることは多分きっと無理です。
内向的な人間にとって、自分の強みを活かして、自分らしく生きていくことが大切なのだと思います。
結論としては、自分自身に合ったものを探したり、自分に合った人生を送ることが何よりも大事だと思っています。
自分が内向的だと感じている人は、内向型に関する本を読んでみると、心が軽くなったり、背中を押してくれるきっかけになると思います。
コメント
私も内向型なのでとても参考になりました。
ありがとうございました。