​家族経営の会社で働くのはやめておいた方がいいと思うブラックな理由



会社には、家族で経営している企業が存在します。

一族経営、同族経営とも言われており、特にそれが中小企業の場合、注意しておかなければならない点が沢山あります。

同族経営といっても、勿論、良い会社も沢山あるとは思いますが、
私が個人的に働いていて感じたこと、家族で経営している会社はやめておいた方がいいと思う理由について、述べていきたいと思います。

組織の経営状態に不安がある

同族経営の特徴としては、会社の役員は全て自分の親族で固められているということです。

例えば、会長、社長が父親なのをはじめ、その妻や、息子、娘、時には婿養子までが同じ会社に在籍しています。

専務や常務といった役職を与えられていますが、実際はなんの仕事もしていないことが多いです。

会社側の節税対策という考えもあるのかもしれませんが、仕事もろくにしない親族の役員が蔓延しています。

つまり、いつまで経っても昇格、昇給することは見込めないということです。

これがどういうことかというと、自分が社内でどんなに頑張ったとしても、将来性はないということを表していると言えます。

 

それから、ワンマン経営である場合が非常に多いです。

独裁的な経営とも言われており、良くも悪くも、社長次第。

当の本人は、言っていることがコロコロ変わるような性格の人でしたし、目に見えて機嫌が悪い日があったり、意思決定も気分次第なところがあったりするので、それにこちら側が振り回されることが多かったです。

自分の家族に対して甘い

必ずしも当てはまる訳ではありませんが、社長候補2代目とも言われている息子が無能である場合が非常に多いです。

基本的に甘やかされて育ってきているので、なんの苦労も知らずに、ある程度のお金を与えられて、ぬくぬくと育ってきているケースが多いように見受けられます。

大した実力や、社会人経験もなく、学校卒業と同時に入社しているので、世間を知らない。

 

そもそも、入社してから10年以上経っているのにも関わらず、お客様からも信頼されていないので、人として尊敬することも出来ませんでした。

陰では、バカ息子とまで言われていました。

2代目がダメだと言われている典型かと思います。

 

親なら当然なのかもしれないけれど、実の自分の子が一番可愛いので、とにかく、甘い。

他の社員には厳しく言われることも、息子だからといった理由で許されることは往々にしてあります。

例えば、会社に遅刻しても、平気で許される、大きい仕事は息子に任せる、等々。

それに対して、周りは何も言えないし、逆らえないのです。

全員、暗黙のルールの中、働いています。

 

余計なお世話かもしれませんが、他の会社ではやっていけないだろうという印象を受けてしまいました。

普段の業務においても、自分の家族に対しては甘いので、その分、こっちに被害が降り掛かってくることも多いです。

それに、社員たちは皆、生活が掛かっているので、そう簡単には辞めることはできません。

家族関係によるトラブル

なにより、公私混同も甚だしい。

普通に親子喧嘩が始まったり、お客様が商談するスペースで、まるで自宅のリビングのように雑談し始めたりします。

好き勝手というか、良くも悪くも、自由です。

 

小さな職場で、テレビを見たりとか、お菓子を食べたりとか、子供を連れてきたりとか、飼っているペットの犬を連れてきたりとか。もう、やりたい放題。

ひとことで言えば、なんでもありなんです。

 

とりあえず、おかしなことは山ほどあります。

これ、いいんですか?と思わず疑ってしまうようなことも日常茶飯事で、常識が覆ってしまうような事態を目の当たりにする機会は多いです。

 

時に、家族の自慢話が始まります。

家族に気に入られないと、理不尽な扱いを受けたり、嫌味を言われたりすることもあります。

普通の企業だったら有り得ないような光景も、家族経営の会社だからこそ許される部分は沢山あります。

募集要項に隠された裏側

入社前、社長から説明を受けるうえで「家族を大事にしている」という旨のことを言われました。

その時はなんの疑問を抱くこともなく、懸命に社長の話を聞いていましたが、後から思い返せば、そういうことか、と腑に落ちる部分は沢山あります。

「アットホームな職場環境」というと、聞こえはいいのかもしれませんが、アットホームの意味が違うと、今なら分かります。

 

待遇面においても、身内の分の月給が高いのは当たり前で、それ以外の社員には低賃金、正社員なのにも関わらず、賞与も出ません。

求人には昇給有と書かれていても、実際は昇給なんてなく、何十年働いたとしても、ずっと変わらない給与で過ごさなければなりません。

幾ら頑張ったとしても賞与として還元されることもなく、いかに社員を大事にしていないということが明確に分かる部分だと思います。

もう、働き続ける意味を見い出せなくなりました。

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ブラック企業に入ってしまう前に

経営者が家族で成り立っているということはどういうことなのか。

もう一度、よく考えてみて欲しいと思います。

私は当時、正直そんな背景を知らなかったということもあり、深く考えていませんでした。

 

ですが、上記で挙げたようなことが当たり前のように起こったり、違和感を感じてしまう部分は非常に多いです。

会社としては社員平等に接しているつもりでも、明らかに自分の家族とのひいきは確実に受けやすいですし、決して働きやすいとは言い難い環境でした。

仕事を探している身としては、選りすぐりしてる場合じゃないかもしれませんが、個人的には家族で経営している会社で働くには、デメリットが多いと思います。

本当に狭い世界で生きていたな、と思います。

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