アイデアが浮かばない、インスピレーションが湧かない……。
仕事で行き詰まることは誰にでもあることだと思います。
いっそ、寝ている間に、夢で新しいアイデアでも浮かべばいいのに。
私自身そう思いながら、眠りについたことは何度もありますが、そう都合良くもいかないのが現実です。
自分の頭で考えるしかない。
でも、ずっと座って、ただじっと考えていたところで、画期的なアイデアなんて閃く訳がありません。
今回は、そんな時の対処法や、転職したからこそ分かった職場によって画期的な環境が整っていると感じたことについて書いていきたいと思います。
自由でクリエイティブな職場環境
転職したからこそ分かったのが、会社によって、全然カラーが違うということです。
会社の規模や、業界によって特色が違うのは勿論ですが、仕事としての働き方について、もっと視野を広げてみるのも決して悪くないと思っています。
一例を挙げると、私が事務職として従事していた職場では、空気が殺伐としたオフィスでした。
集約されたデスクのPCに向かって8時間、淡々と仕事を進めていかなければなりません。
無意識のうちに、ストレスが溜まってしまうこともありました。

一方で、全然違うと感じたのは、わりと自由な社風の会社だと、各々がどこで仕事をしていても良いし、やるべきことさえやっていれば、全体的に自由度が高いという点です。
まず、オフィスの環境から違うことも多いです。
例えば、オフィスチェアの代わりにバランスボールに乗りながら仕事をしている人や、イヤホンやヘッドホンで音楽を聴きながら仕事をしている人、昇降式のスタンディングデスクを導入して立って仕事をしている人、等々。
自分の席が決まっていないため、毎日、席が変わるフリーアドレスというオフィススタイルを導入している企業だったり、そもそも、デスクに着いて仕事をしなければならないといった概念がありません。
大手企業に見受けられることが多いと感じたのは、社内にカフェや食堂が併設されていて、オフィスなのに非常に開放感が溢れていたり、リラックス感が味わえるといった点です。
どこで仕事をしても良いため、集中したい時であれば空いている会議室を利用したり、半個室のようになった一人になれる空間も確立されています。
社内には至るところで休憩スペースが設置されていて、各々、好きなスペースで仕事をして良いスタイルが環境として整っています。
個人的には、自分の席に着いて仕事をしていても視界に他人の姿が入るだけで集中できなくなってしまうため、周囲の視線が気にならない自由な雰囲気だとストレスも軽減されます。
自分にとって快適な環境に身を置いていると、自然と仕事の生産性も上がります。
他にも、共有のキッチンスペースがあったり、共有のお菓子が置かれているスペースがあったりと、あらゆる場面でコミュニケーションが生まれるための工夫が施されています。
大手企業では当たり前のように導入されていることかもしれませんが、今まで中小企業しか知らない私からすると、一つひとつの光景や環境に感動する場面も多いです。
特にIT業界や広告業界といったクリエイティブな職場の場合、発想の転換を求められることも多いので、脳をリフレッシュさせることが大事にもなってきます。
コミュニケーションから新しいアイデアが生まれる
クリエイティブな職場は、様々な環境が整っているため、集中したい時はいつでも一人にもなれるし、共用のスペースへ行って顔を合わすことがあれば、そこで会話が生まれることだってあります。
そもそも、一人でじっと考えていても、答えの出ないこともあります。
人と話すことによって脳が刺激され、相手の意見に耳を傾けたり、コミュニケーションを取ることによって新たな気付きや発見が生まれることは往々にしてあります。
また、一人で作業をしている時でも、チャットを使ってコミュニケーションを取ることは可能です。
分からないことがあれば、知っている人が教えてくれたり、なにかあった時に直ぐに対応してくれるといった環境は整っています。
こうした背景から、自分が一定の位置にいなくても、社内のどこにいても、仕事を進めることが可能になってきます。
もっと言えば、今はIT技術が発展しているため、わざわざ出社しなくても、TV電話で会議へ出られたりと、どこでも繋がれるのが当たり前の時代にもなってきました。
今では世界と繋がるのも容易なため、昔では考えられなかったような、ビデオチャットが盛んになっている一面もあります。
また、会議ひとつにおいても、時間設定を設けて臨むのは勿論、無駄がないので、非常に合理的な考え方が確立されています。

ひらめきを生むためには
ひらめきを生むために効果的なのは、やはり動きを取り入れるということです。
デスクにずっと張り付いている状態だと、良いアイデアも浮かんできません。
また、ひらめきを生むのは、脳がリラックスしている状態だとも言われており、
例えば、シャワーを浴びている時、トイレへ行った時、歩いている時。
様々な場面において、ふと、アイデアが思いつくケースも多いです。
また、仮眠スペースがあったり、昼寝制度を導入していたりする会社もあります。
少しでも仮眠を取ることによって、相当リフレッシュできたり、作業が捗るようになることは間違いないです。

最後に
仕事において、大事なのは、メリハリだと思います。
集中する時は緊張感を持って仕事に臨み、リラックスする時は十分、心と身体を休める。
それが結果として、仕事での成功に繋がると思います。
そう簡単に上手くいかない時もあるかもしれませんが、試行錯誤を繰り返しながら、上手く仕事を進めていきたい次第です。
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