会社を辞める前にしておきたいこと。退職経験のある私からの注意点

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初めての転職活動は分からないことばかりで不安です。

今回は、仕事を辞める際に知っておきたいこと、退職するまでにしておきたいこと、各種手続き等について書いていきたいと思います。

大まかですが、退職を考えた時の参考になれば幸いです。

次の再就職先を決めておく

すんなり次の仕事が決まれば何の問題もないのですが、再就職先が決まるまでに時間もお金も掛かってきてしまいます。

空白期間を空けずに、できるだけ早い段階で次の就職先を決めておくに越したことはありません。

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上司に退職する旨を伝えておく

伝えるタイミング

繁忙期を避け、正社員なら賞与が出た後くらいの時期に退職するのがいいと思います。

退職する1ヶ月前に申し出るのが基本的な目安ですが、引き継ぎ等の都合で2~3ヶ月に延びてしまうことも想定しておいた方がいいです。

切り出すタイミングについては、1日の就業終わりや、週末頃に切り出すのがベストかと思います。

会社を辞めたいと思い出してから、決意を固め、直属の上司に退職したいという旨を伝えることはとても緊張しますが、上司の機嫌が悪くない時をうかがい「お話があるのですが」と切り出します。

退職したい理由

一身上の都合で問題ないのですが、おそらく上司から詳しい理由を聞かれると思います。

今の職場に不満があるのは事実でしょうが、正直に話しても引き留められるだけなので、あくまで前向きに、会社に責任はないということを明白にしておいた方が無難です。

やりたいことがある
それを実現するためには会社を辞めなければならない理由を伝えます。
(例えば、スクールに通うとか、留学するといった理由です)

一人暮らしなら実家に帰るということを伝えるのも手段のひとつです。
実際、私が転職する際の口実にしていました(帰っていないことはここだけの話です)。

さすがに「結婚します」とは言えなくて、家族には申し訳ないですが、親の介護が必要になったとか、入院して大変な時期だとか、時には嘘も方便です。

家庭の事情である以上、深くは突っ込んで聞けないので、ひとつの理由にはなります。

また、このようなことを伝える場合、あらかじめ家族に話しておくことも必要です。

退職届の書き方

これまで退職届を書いたこともなく、書き方なんて知りませんでした。

でも、今はインターネットでググったらすぐに出てくる便利な時代になったので、フォーマット通りに書けば問題ありません。

↓ dodaのサイトが参考になると思います。

【社労士監修】退職願・退職届の正しい書き方

上司から退職届を出すように促されると思うので、上記のように書いて提出します。

退職時、会社から受け取るもの

きちんと体制の整っている会社だと、勝手に手続きを行なってくれますが、念のため自身でも知っておくことが大切です。

・雇用保険被保険者証
・年金手帳(会社に預けている場合)

以下は手続き上、すぐに受け取れないので後日郵送などで受け取ります。

・源泉徴収票 – 退職した年内に再就職しなかった場合、自分で確定申告を行う必要があります

・離職票 – 失業保険を貰うために必要です

離職票以外は全て次の転職先でも提出する必要があります。

円満に退職日を迎えられるように、引き継ぎ等も含めて準備しておきたいです。

失業保険を貰うためにしておきたいこと

次の再就職先が決まらなかった場合、失業保険を貰うことが出来ます。

いくつか条件があり、まず雇用保険に入っていることが前提なのですが、働いている期間が1年以上ある必要があります。

会社都合ではなく自己都合による退職の場合だと、そこから3ヶ月の給付制限はあります。

手続きに必要なことは、まず離職票を貰いとりあえずハローワークへ行くということです。

この時、他にも必要なものがあるので、以下を参照にしてください。

・雇用保険被保険者離職票(-1、2)
・個人番号確認書類(いずれか1種類)
マイナンバーカード、通知カード、個人番号の記載のある住民票(住民票記載事項証明書)
・身元(実在)確認書類((1)のうちいずれか1種類((1)の書類をお持ちでない方は、(2)のうち異なる2種類(コピー不可))
(1)運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、官公署が発行した身分証明書・資格証明書(写真付き)など
(2)公的医療保険の被保険者証、児童扶養手当証書など
・写真(最近の写真、正面上半身、縦3.0cm×横2.5cm)2枚
・印鑑
・本人名義の預金通帳又はキャッシュカード(一部指定できない金融機関があります。ゆうちょ銀行は可能です。)

失業保険を貰うには、就職する意思があることが条件で、求人に応募する、ハローワークで決まった日時に開催される説明会に参加すること等が必要になってきます。

この後、7日間の待機期間があること、また雇用保険受給説明会と失業認定日に出席することも必要です。

アルバイトするには労働できる時間が1日4時間未満で週20時間以内と決まっています。

 

再就職が決まれば、再就職手当が出ます

そのため、失業保険が貰えるギリギリまで粘るのではなく、少しでも早い段階で再就職を決める方が大事です。

正社員での再就職だけでなく、派遣社員等の非正規雇用でも1年以上の更新の可能性があれば貰うことができます。

現段階では分からなくても、現に私も1年以内と決められていない限り、貰うことができました。

基本手当や、詳細についてはハローワークのHPにも記載してあります。

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上記で挙げた失業保険も、すぐに給付される場合でなければ最低3か月は生活できる費用が必要になってきます。

特に一人暮らしの場合だと、家賃や光熱費を払い続けていかなければなりません。

しばらくは生活できるだけの貯蓄があると、少しは心にも余裕が出てきます。

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失業中なら保険料を減額して貰えますし、国民年金保険も免除(後から納めることも可能)して貰えます。

管轄の役所へ行き、手続きをするのが確実です。

無職のモチベーション欠如を防ぐために

会社を辞めて、これまで属していた組織がなくなると、誰とも話す機会がなくなってしまいます。

特に一人暮らしをしていて周りに友達も家族もいない環境だと、世間から取り残されたような気持ちになり、本当に孤独になります。

 

初めは会社に行かなくていい至福と「自由だー!」という開放的な気持ちになりますが、時間が経つにつれ次第にそうもいかなくなります。

外出するにもお金は掛かるし、ずっと部屋に引きこもっていると、精神的に病んでくることも多いです。

私は、このような状況が続き、廃人みたいな生活になっている期間もしばしばありました。

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少しでも社会との距離を保つために、ハローワークの利用は勿論、派遣会社への登録や、転職エージェントへの登録も行なっておきたいです。

利用は全て無料なので、派遣会社や転職エージェントは、登録さえしておけば求人が出れば声を掛けて貰えます。

非公開の求人を紹介して貰えることもあるので、条件が合えば親身になって転職活動に協力して貰えますし、複数登録しておくことで転職活動もスムーズに進めることができます。

 

今度こそ転職を成功させたいのであれば、職場の雰囲気等まで知れる転職エージェント派遣会社に登録しておく価値は充分にあります。

何もしないで過ごすより、少しでも人との関わりをつくる機会はあった方がいいと思います。

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